beelablog

『OLにっぽん』面白いです。阿部サダヲが出ているから、というのが観ようとするキッカケだったんですが、全く知らなかったタン・ジャースーにハマりそうになってます。
チャン・イーモウの「しあわせ三部作」に出てきそうな女の子、と言えば判る人は判るんだと思いますが、とにかく“いじらしい”のであります。中国の農村から出てきた（ような）純朴可憐という、イーモウ先生のお得意のアレです。

中国と言えば、近頃では福岡の繁華街で中国人の集団を見かけることが少なくなくなりました。先日もヨドバシのエレベータに一人でのって地下から上がっていくと、1階で10人くらいの集団がいっせいに乗り込んできましたよ（もちろん彼らは中国語を話していた）。もう完全にアウェー。人口比がそのままヨドバシのエレベータ内に再現されたわけです。勝ち目ないよなあ。

そんな彼らは日本観光に際して、逃亡防止などの目的で、1人5万元（約75万円）程度の保証金を旅行会社に預ける必要があるそうで、それは中国都市部の平均年収の4倍以上といいます。そこまでしても来ている富裕層だけに、一人当たりの消費額も韓国人観光客の倍に相当する16万円強というもの。岩田屋では100万の真珠を買うツアー客もいたとか。なぜ真珠なのかは知る由もないですが、当人にとっては大した額でもないのでしょう。彼の地では資生堂がマーケティングに注力しているということで、百貨店の１階にある同ブランドの売り場に多くの中国人が押し寄せている絵は、ちょっと滑稽でした。

話は戻って、ドラマの内容に。作りはベタでおそろしくわかり易い展開なんですが、その中で繰り返されている（まだ２話だけですが）のが、僅かな情報による先入観にとらわれずにお互い心を開いて理解しあいましょう、というメッセージ。そりゃそうだ。真っ当至極。ただ、個人的には前の会社に来ていた中国からの留学生の印象がかなり強烈だったなあ。向かい合ってソファに座って話していた時に、全開だったズボンのチャック‥あの時心を「開いて」教えてあげていればよかったのだろうか‥